私はこうして発想する (#42)
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: 文庫
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この方の本はすごいですねぇ。いつ読んでも。
メソッド１ 先入観を疑う
- 【少子化は大学の危機なのか？】
- ・社会人は自分たちが受けてきた教育ではだめなことは知っている。そのうえで学びたいと思っている。ここに門戸を広げるべき。つまり、卒業生にアピールする。
- ・BBT 授業参観 http://www.bbt757.com/
- ・Teach → Learn
- 【人口減少対策は？】
- ・移民を受け入れる
- ・事前に受け入れ教育をする。お金があっても人手がないのでは介護はできない
- 【国内マーケットは国内だけ？】
- ・国内マーケットをアジアに拡大する。アジアの人口増加率は 1.4 。
- ・中国のうち、上海地域をターゲットにしてみる。
- 【中国ではやること】
- ・日本ではやったもの。ピアノなどのお稽古ごと、予備校など。
- ・中国の次はインド。
メソッド２ ネットワークから考える
- 【ポータルサイト】
- ・ポータルサイトがTV局と組んではいけない。コンテンツがかたよるから。
- 【Walkman ではなく iPod がヒットしたわけ】
- ・インターネットがはやるまでは、メーカが競ってコンテンツ業者を傘下に入れて成功した。
- ・インターネットの普及でコンテンツの販売が、パッケージ型からダウンロード型に変わった。
- ・これによりユーザは好きなコンテンツをダウンロードできるようになった。
- ・ユーザは選択を好む
- 【自動車販売】
- ・メーカの力が強いので、ディーラーが組織化されている。
- ・オートバイテルのように、ディーラのポータルとなればユーザは選択肢が広がる
- 【生命保険】
- ・セールスレディをおかず、DIY式に。
- ・プッシュ型からプル型へ。
- 【アメリカのケーブルTV】
- ・ジョンマローンが家庭にケーブルTVを敷設、ネットワークそのものを構築
- 【日本のFM】
- 【サウスウエスト航空】
- ・中規模の都市は、ハブ空港を介さず直行する
- ・需要があると見込んだから
- 【一番便利なネットワークを選ぶ】
- ・今やろうとしていることは、最終の消費者にどのようなネットワークで届くか、既存のネットワークはどのようなものか
- ・その中で一番有利なネットワークを選ぶ。
- ・現時点で消費者に不利益があればビジネスチャンス
- ・他に代替物のないコンテンツを提供すること
メソッド３ 他にはないものを目指す
メソッド４ 歴史から教訓を引き出す
- 【中国】
- ・デモのはじまりも終了も国の動きで
- ・反米→反日
- ・台湾が中国市場で元気
メソッド５ 敵の立場で読む
- ・金日成謝罪のコストは膨大
メソッド６ 討論する
- ・三菱自動車のトップだったらどう行動するか？
- ・事実に基づいて討論する
