読書進化論 (#51)
読書進化論?人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか? (小学館101新書)
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: 新書
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以前、何かの本で「いい本はフレームワークが得られるもの」みたいなことが書いてありました。どうすれば、読んだ本を自分に活かせるのかをいつも考えています。そのあたりで何か得られないかなというのが、今回の読書目的です。
amazon のコメントに「引用が多すぎ」と書いてありました。確かに引用は多いですが、その場その場にあった引用が書いてあり、引用されている内容は mixi 以外は知らないので、私は新鮮で面白く読みました。新しい試みは賛否両論わかれますね。
序章 成功や自由は、読書で手に入れる
第一章 人を進化させる読書がある
リアル書店がいいなと思うのは、思いがけない本との出合いです
そうそう、これってありますよね。リアル書店の場合、大は小を兼ねると思ってずっと大きな本屋さんに足を運んでましたが、書店の規模によって気づきが違うこともこの本でわかりました。
話題の本でもリアル書店でぺらぺらめくって「あ、なんかちがーう」と思うこともあります。そんなときは amazon で買わなくてよかったぁと思います。
棚差しから良書を見つけるコツは、(略)本の構造を中心に見ます。本のトピックとして、「とんがっているもの」があるかどうか、確認します。
とんがっているもの。肌感覚ではわかるのですが、難しいですね。
紀伊国屋の水上さんの話は何度か出てきますが、この方プロですね。本屋さんは大好きなのですが、こういう話はなかなか聞けないので、とっても面白かったです。面白かった箇所としては、
- 最初に入荷する本の量
- 本の出版について、成功する著者と失敗する著者
- 本のスリップの管理
第二章 進化している「読む」技術
フレームワークが見えないか、はっきりしない本は、正直、私にとってはとても読みにくいのです
いい本はフレームワークが残るものだとか...。ためしに、本の目次、はじめに、帯を見てフレームワークを頭で想像して、その中に本を読んでぴんときたことをあてはめてみようとはしたのですが、フレームワークというものに慣れてないせいか、おさまってくれないのです、フレームワークの中に。こんなもの、すぐにできるものじゃないので、ちょっとしばらくやってみます。
著者の勝間さんはどんなフレームワークを頭に描いているんでしょうね。
本という形で、何か他人にアドバイスをもらったとしたら、コーチされた内容を、知識、理解、応用、分析、統合、評価の段階で思考を進めていき、そして評価したことを自分の行動習慣や思考習慣の中でどう変えていくのがいいのか、仮説を立てて検証をしてみるということが、日常の癖になっている
なるほど。仕事等でこういう訓練を常にされているので、いろんな場面で応用がきくのでしょう。これもすぐに自分ではできないですが、とりあえず真似なら私にもできるのでやってみましょう。
二章の "「読んでおしまいにしない」が究極の技術" 何度も読み返しています。
第三章 「書く」人も進化する
かぶこさんの「やったかやらないかの差」は、おっしゃるとおりですね。本田直之さんによると 5% の人しか実行しないので、やっただけで差がつくわけです。やって失敗 (自分に合わない、無理) な場合もありますが、たとえ失敗でも次に○○してみよう、というとっかかりができるので、やっぱりやった方が断然オトク。
第四章「売る」仕組みを進化させる
終章 これから「読みたい」「書きたい」「売りたい」と思っているみなさんへ